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シャヴローワ役の松谷彼哉ちゃん(左)と、
リーカ役の米倉紀之子ちゃん。
↑牛山さん。だいぶ髭がチェーホフっぽくなってきました。
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今回音楽と歌唱指導担当の日高さん(中央)。
ただし私は歌いません。(よかった・・・)

紀之子ちゃんと。リーカとマーシャは同じ女学校で教師をしていて友人になりました。
リーカはその後オペラ歌手を目指しています。当時の上流階級の教養のある若い女性は、作家・女優・オペラ歌手・画家等を目指したようです。同じ時代の日本よりも、芸術関係は
女性がどんどん進出できる場でした。ちなみにマーシャは、かなりの腕前の素人画家で、
作品も多く残っています。
 今度の舞台では、殆ど全員出ずっぱりなんです。自分が喋っていない時も、舞台上にずっと居なくてはいけない・・・これは大変です・・・。書簡のやりとりや、会話、「かもめ」の台詞が絡んでくるという芝居なのですが、まだまだ予想がつきません。でも、いろんな事が試せそうです。
 しかし、ロシアの地名や人名はややこしいです・・・私も何回か噛んでしまいました。
名前は、父称と言って、男性の場合お父さんの名前に「ヴィチ」を付けます。チェーホフのお父さんの名前はパーヴェルなので、アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ。女性の場合は「ヴナ」、マリヤ・パーヴロヴナ・チェーホワがマリヤのフルネームです。名前を見ると、性別と誰の子供かわかる仕組みです。

 初日の稽古は8時頃終了。その後ほぼ全員の出演者で近くのファミレスで(行きつけのお店がお休みだったので)お食事しながら、芝居やチェーホフについて色々話し込みました。

なんとこの芝居を書いた作家のユーリー・ブイチコフさんが9月後半に、日本に講演に来るついでに、稽古場に来てくださる予定だそうです。まさかロシアの作家さんに会えるとは・・・!なるべく頑張って激写してきます。
↑今回の舞台美術は「ジュリエットたち」に引き続き、岡田志乃ちゃん。舞台監督もやります。
「チェーホフ的気分」の稽古が始まりました。
出演者は総勢6名なので、何だか稽古場が広すぎて寂しいです。
今日は台本の手直しをして、初めて読み合わせをやりました。
<9月4日>
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