9月23日、日本近代文学館という所で、「チェーホフ展」がスタートしました。
 この日は開会記念講演会が行われ、ここに、「チェーホフ的気分」の作者、ユーリー・
ブイチコフ氏も来日しました。
 ブイチコフさんはロシアのメリホボ(チェーホフ一家が長く住んでいたお気に入りの地)
のチェーホフ博物館の館長さん兼著名な研究者で劇作家でロシア文化功労者という
肩書きの方。
 私と米倉紀之子ちゃん、松谷彼哉ちゃんと制作の石井さんとで行ってまいりました。
 会場にはチェーホフの書斎が再現され、ロシアから持ってきた鼻眼鏡や外套、鞄等が
展示され、日本や世界で上演されたチェーホフ劇のパンフレット、ポスターや、当時の
チェーホフの作品全集等が展示されていました。中にはチェーホフ劇の名翻訳者
神西清氏に当てた、我が劇団の恩師福田恒存先生の直筆葉書もありました。
 講演会には100人近くの入場者が集まりました。「チェーホフ的気分」の翻訳者でも
ある中本信幸先生がブイチコフさんの通訳を勤めていましたが、なんと半分以上の方たちが通訳を待たずにロシア語で語るブイチコフさんのジョークに笑っている・・・!一体皆さんどういう方たちなんでしょう・・・?

 中本先生が私たちをブイチコフさんに紹介してくださり、記念撮影。
 ブイチコフさん自ら展示物の解説をしてくださったりと充実した時間を過ごしました。

 「チェーホフ展」は10月16日まで、東京・駒場 日本近代文学館にて開催中です。
 (9:30〜4:30まで  日月休館、問い合わせ03−3468−4181)」 
<9月23日>
左から翻訳の中本さん、米倉紀之子ちゃん、松谷彼哉ちゃん、作者のブイチコフさん、私、演出の菊池さん、制作の石井さんです。
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