4/30 pm8:00 カーンの洋服屋を後にして、ぼくらはサウスサイド79thストリートにあるイースト オブ ライアン というライブ会場へ ブルースアーティストの リトル ミルトン とアーティ‘ブルースボーイ`ホワイトを観に向った。 この店は、ガイドブックにも載っていなかったのでどんなところか正直楽しみだった。 数ブロック前に車を止めて、歩いて会場に着いてみると、その店はどうやらモーテルのようだ! そしてLIVEはそのボールルーム(直訳で舞踏場 日本でいうホテルの大広間ですな〜)で行ない、どうやら食事も付くらしい。なにやら演歌歌手のディナーショウさながら、 いやいや実際のところ現地では日本でいう北島三郎(サブちゃん)ディナーショウのようなものなのであろう。 よく考えてみると、このエンターテーメントスタイルは、そのまま日本の歌謡界に移植されたのかと思ったくらい共通点がありで興味深かった。 それはよしとして、8時開始と書いてあったが、実際LIVEが始ったのはpm9:30 しかしその時間には、広い会場がブルース好きの中高年のアフロアメリカンたちでいっぱいになった。 さすがホーム オブ ブルース この街にはブルースが必要な人たちが沢山いるんだなと思った。 今回のタイトルになっている チトリンサーキット というのは黒人聴衆たちのためのツアーサーキット会場で、チトリンとは豚の腸の部分のことで、黒人が奴隷だったころ差別のために豚の肉の部分は白人が食べてその残りのこの部分をうまく調理して食べざろうえなかったことをもじって 白人がブッキングするライブサーキットに対してこのような呼び方になったと思われる。 人種差別をほとんど受けたことのないであろう、われわれニホンジンには少し理解しがたいことかもしれないが、それをタイトルにしているのは、彼らがとても逞しく生きてきた証の様にもおもえる。 そんな黒人たちばかりの会場だったが、みんな違うコミュニティから来たとわかるだろう僕たちに 気さくに話しかけて来てくれた。 おもしろかったのは3人もアフロアメリカンの女性に話しかけられたことで、他の2人がそんなことが無かったのをみると、どうやら僕はこのエリアではモテテイタ?らしい。 ブルースをPlayするので同じ臭いがするのかな??そのなかの女性の一人に誘われて、ダンスタイムにいっしょに踊ったり、その時間を楽しく過ごそうとするこのコミュニティの人達と過ごせるのがとてもよい思い出として残っている。 まさにブルージーなチトリンサーキットの夜でした!!
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