2005年 9月18日(金) pm3:00
 この日はダウンタウンの西側にあるマクスウェルストリート近くのホットドック屋にポーリッシュソーセージを食べに行った。 ポーリッシュソーセージとは、いわゆるポーランド移民たちが食べていたふつうより塩辛く極太のソーセージをパンに挟みホットドックの形式で売られている食べ物で、シカゴではファストフードの店ではいたるところで売られている。 老舗のこの店では、フレンチフライポテトも付いて2ドル半ばの当時激安で、しかもよくベイクされたオニオンとチリもはさまっていてまさに僕の 大好物なのである^^ マクスウェルストリートといっても、そこにかつて伝説的ブルースマンたちがストリートで演奏したり、マーケットがあるわけではなく市の計画によりイリノイ大学シカゴ校の敷地として再開発され数ブロックがおしゃれなフードコートのような場所として残っているのみである。 しかしその変わり様を見て寂しいというか、唖然というかとても複雑な気持ちになった。
.jpg) 2001年にこのあたりに初めて来たときには、再開発計画によってもうかなりストリート一帯は取り壊されてはいたが、いかにも危なそうな雰囲気と人達でブルースフィーリングに溢れていた。 ここに住んでいた人たちはいったいどこに行ってしまったんだろう? そういえばいかにもゴスペルソングが聞こえてきそうな古い教会と、平日なのに昼から沢山の人たちが酒をあびるように飲んでるジュークジョイントがすぐ隣合せに建っているのを見て、ゴスペルとブルースが精神的に全く同じ地域の人たちの心の救済のために存在していることを、 はじめて知ったのもこの場所だった。 当時の僕にはその手段が違っても並んでいる2つの建物がここの人達には、同じシェルターの役割をしているんだなということが理解できた瞬間・・・・・・・。 もうあの風景はなくなってしまったけど唯一移転を繰り返しながら残ってた、このホットドック屋に来ると毎回こんなことを思ってしまう。 かつてのマクスウェルの写真を観るにはこちらを http://www.maxwellstreetfoundation.org/ (現在毎日曜には、マクスウェルストリートマーケットは、名義のみは残され開催され数ブロック離れたキャナルストリートで行なわれている。近年はエルモア・ジェイムスJRなどが、マーケットのはずれでストリート演奏をしている)
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