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2005年8月23日
生命のつながり

田中 司 (立教小学校)
「神様は何のために宇宙をつくったのか」という問いに挑戦した5年理科の試み。
 これは理科プロパーの問題ではない。価値観の問題である。しかし、現代の学校教育においてそのような価値観を問題にする場面は設定されていない。そこで、学問の専門分化がなされていない未分化な子ども時代であるからこそ、理科の授業でこの問題にふれておく意味があると考えてこのような単元を設定した。
 週1回、40分の授業、14回分の授業実践の発表である。
 子どもたちに是非とも伝えたいメッセージは、
「神が天地創造をした目的は『愛』の実現である。人間は子どもを産めるようになるまで20年かかる。その20年ですべきことはその『愛』を知る事である。」
 限られた時間の中でこのメッセージを子どもに伝える最良の手段は、黒板とチョークと対話であると考えて、宇宙のはじまりから、生命の誕生、受精の進化、人間の誕生、心の誕生までの流れを、毎時間子どもたちに書いてもらっているリアクションペーパーのまとめを中心に発表した。

Posted by okada at 17:17