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2007年8月29日 |
火山論争を追い、科学者の思考に挑戦する −箱根火山の新説を通して− |
火山論争を追い、科学者の思考に挑戦する −箱根火山の新説を通して− 岡田 篤(精華小学校) 神奈川県の箱根火山は、その発達史において古くから定説があった。火山関係の多くの資料に掲載され、教材ビデオ、教科書などでも紹介されていた。しかし、近年、新しい研究成果により、発達史が大幅に書き換えられてきた。その間に、多くの研究的論争もあった。 論点は、「定説であった箱根の巨大な成層火山はなく、いくつもの小さな成層火山の集合体であった」といったことに集約できる。 科学者は様々な証拠をそろえ、新説を作り上げてきた。そして、今、新説が一般化されようとしている。 神奈川県で理科を、火山を、箱根を教える者にとって、この歴史的転換は指導の変更が生じる。そこで、科学者たちの研究、論争、思考を子どもたちにも追わせながら、箱根火山新説の授業化、テキスト化を試みた。 |
Posted by okada at 08:27
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