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2005年5月6日
半日研修会第2部報告

半日研修会の第2部を、私小協理科部会運営委員会という形で行いました。
 
案件1.2は、平田氏からご指導いただきました。
 
■案件1 校舎建築などの時に表れる地層の剥ぎ取り標本作り
 
7月に新築工事を行う精華小学校の地層の剥ぎ取り標本の作製の可能性を伺いました。ボーリング資料の解説、過去の工事の時に表れた地層の様子も解説していただきました。
そして、剥ぎ取り標本作製について、実施のための手順、目的の定め方などをアドバイスしていただきました。工事にあわせて的確に時期を決め、交渉を進めること、標本をどのように使うのか、どんな地層が欲しいのか、など、具体的に決めて進めるとよいとのことでした。
 
■案件2 「南の海から来た丹沢」の授業について
 
精華小学校版の表記の授業案について検討していただきました。
また、丹沢が南の海からきた証拠として、これまで断層や礫岩の地層が上げられていましたが、それは傍証であり、サンゴやオウムガイの化石が発見されたことで確証的になったこと、そして、その発見とともに表立って「南の海から来た」と表現できたという裏話に近い話題も提供してくださいました。
 
■案件3 理科部会版冊子シリーズの復活について
 
平成5年〜10年までの5年間に作ってきた冊子を、復活して作ろうという計画です。インターネットが発達した昨今でも、やはり冊子という形で残し、授業に役立てることは必要という見解に基づきます。
近年の自然観察会をまとめる形で、研修内容を整理し、部会の活動をまとめる予定です。多くの先生方に執筆を依頼することになります。
 

Posted by okada at 15:14