古墳時代の甲(よろい)を着けた人骨
◆榛名山二ツ岳は6世紀初頭墳火し細粒の火山灰、火砕流堆積物、軽石など
からなる15層のユニット(構成単位)が確認されている。
☆平成24年11月下旬、その火山灰の中から、甲を装着した人骨や乳児の頭骨が発見されました。
渋川市・金井東裏遺跡
古墳時代・国内初の甲(鎧=よろい)
を着た人骨出土H24.12.10発表
渋川市金井東裏遺跡
(かないひがしうらいせき)
◆榛名山二ツ岳は6世紀中頃(古墳時代後期)に又墳火した。主に軽石からなる
19層のユニットが確認されている。
●榛名山二ツ岳は墳火後に出てきた溶岩ドームである。
☆古墳時代において、人が甲を装着した状態で出土した例は全国で初めてであり、また火山灰の中から人骨が出土した例も全国初です。
用語の読み方
矛(ほこ)
祭祀(さいし)
赤玉(あかだま)=ベンガラ
骨製小札(こつせいこざね)
兜=冑=かぶと
甲=鎧=(よろい)
クリックすると大画面にもなり、スライドショーにもなります。
二ツ岳方角から見る榛名富士
甲を着けた
人骨が火山
墳出物から
みつかった。
(小札甲=
こざねよろ
い)H24.11
4人目の人骨幼児と発表H24.5
円墳・土器
建物跡H25.5
赤玉100点超出土H25.10
その後、CTスキャンを実施し、頭蓋骨の下に冑の存在が確認された。衝角付冑(しょうかくつきかぶと)
H25.09
支配者層の
持ち物とさ
れる馬の尻
を飾る「剣
菱形杏葉」(けんびし
がたぎょう
よう)が出土。H25.12
日本初の遺物発見!
朝鮮半島で一例発見。
骨製小札
(こつせい
こざね)甲冑(かつちゅう)の基本部品