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2005年3月8日
卒業記念大会

 久しぶりにショックを受けた。負けてはいけない試合で負けてしまった。采配に大きな間違いがあった。試合に勝ちに行くのでなく、負けない試合をすることを心がけていたが、今年に入って勝ちに行く試合を多くしていた。それが上手くいき快勝する事が多かった。勝ちにいった試合で勝つのは、当たり前で簡単であり精神的にも楽だ。逆に負けない試合は辛抱する事が多くしんどい。今回はその負けない試合をしなければいけなかったのに、勝ちに行ったのが敗因である。
 
 今期の選手は外向的な子供が多くいつもギャーギャーうるさく明るいが、あかんたれも多い。あかんたれは心配性である。試合になるとちゃんと蹴れるか受けられるか心配で、顔が強張り体が萎縮する。必要以上に緊張するのである。その緊張を如何に解きほぐすかが試合の勝ち負けを大きく左右する。外向的な子供は緊張さえほぐれれば集中力が高まり抜群の力を発揮してくれる。
 
 あかんたれチーム用の戦法は、試合序盤の攻撃時には出来るだけ個々の選手本人が気楽で確実な蹴りをさせ、中盤以降に緊張がほぐれた時に大胆な攻撃に移るかどうか判断することが重要である。昨年末にこの方法で力を充分発揮出来て優勝し、子供も自信が付いたので、今年はもっと自信を付けさせる為、序盤から不確実でも大胆な攻撃をし、成功する事が多かった。それでもう「あかんたれ」は無いやろと思った。
 
 卒業記念大会は最後の大会で応援団も多いし、立派な会場で試合させてもらえる。どうもそれが災いし、あかんたれ病が再発したようだ。それまで普通だった子供達が試合前の練習ノックの時、あれっというような動きで違和感があったが、さほど気にせず試合開始を迎えてしまった。今から考えればいつになく全員が緊張しボールが手に付かなかったようだ。それを気付いて戦法を変更していればと非常に悔やむ。力を出させてやれず子供達に申し訳ない事をした。

Posted by hosizora at 00:00 | Comments (0)

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