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2005年3月28日
久しぶりの日曜の練習

 土日連続して練習したのは一ヶ月以上前で、この日曜は久しぶりに低学年も練習できた。練習内容は極基本的な事が不完全なので基礎能力を高める事に徹した。キャッチボール、ダッシュ、ベースランニング、プッシュなどに時間をかけ、その後、全員同一ポジションでの守備練習の時間も以前より多くした。しかしゲーム感も育てなければいけないので練習の仕上げは紅白戦。今年は20数人なので少しでも欠席されると紅白戦をするのにも苦労する。日曜日は4年生以上vs3年生以下プラス6年生2人のチームで紅白戦をしたが、なんと序盤低学年チームがリードした。低学年に助っ人が居るとはいえ、高学年チームの守備は「なんじゃそら」の連続で、鍛え甲斐があると言っておこう。
 
 土曜日に3年生が1人入会した。明るく運動能力が高い。背は高くないが余りに足が速いのでベースランニングのタイム測定をした。誰でも初めはベースの回り方が判らず、遅くなりがちだが、その子はいきなり3年生でトップのタイムを記録し、卒業した6年生のタイムに迫るものだった。体の速筋の割合がかなり多いのだろうと予想されるが、野生動物が飛び跳ねているかと思うほどに躍動感があり、瞬発系のスポーツをする為に生まれてきたようだ。
 
 小学生のスポーツといえば全て瞬発力系でないだろうか。キックベースボール、野球、サッカー、バスケットーボール、バレーボール。サッカーは持久力も要るが走りっぱなしではない為、やはり瞬発系である。一見運動能力低いと思われる子供の中には遅筋の割合が多く、持久力優れ、持久走をさせたら誰にも負けない子供もいるのであるから、小学生スポーツの中だけで判断してはいけない。そういう子供を見つけ、将来に向け適切に指導するのも大人にとって重要な事だと思う。

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2005年3月22日
大正区ジュニア大会

 先週書いた予想が的中した。相手の攻撃が終わらない。予選リーグ3試合ともコールド負けだったが、1回の攻撃で10点失点しての攻守交替が4、5回あった。10点で交代してもらえなかったら、2、30点失点し、ずっと守備練習するところであった。このような展開を予想しおり、目標は全試合1得点する事と言っておいたので、1試合目の1回で相手のエラーで気の毒であるが2得点し、皆で盛り上がって喜んだ。2試合目も1得点で目標達成。しかし3試合目は残念ながら0点であった。
 
 良い守備をしたら1誉め、良い攻撃をしたら1誉め、エラーをしても構わない、全力でプレーする。という取り決めをしてみんな張り切って一生懸命がんばった。殆どの者が大会参加が初めてで緊張していたが、いつも以上にへたくそという事はなかったので実力発揮?というところか。
 
 弱小チームには良い所が一杯ある。第1にキックは女子小学生のスポーツとは言え、競技志向が強く勝利という結果が重要視されているが、弱小チームでは勝負に拘るどころでないので結果よりも過程を重視できる。第2に敗者の気持ちが嫌というほど味わえるので、勝っても奢らない心優しきチームになれる。第3に大会から早く帰れて疲れない。(肉体的には疲れないが精神的にダメージは大きいかも。)
 
 キックに関する運動能力の低い子供がいくら一生懸命努力しても、生来の能力に優れた子供には叶わない。勝つことを第一目標にしている限りその努力は報われない。子供が何事にも一生懸命努力したいと思うように指導出来れば、子供の努力は報われたといえる。子供は未熟であるから大人以上に勝負に拘り、適切に指導しないと強いチームが偉い、上手い子が偉いと思ってしまう。一生懸命する子は偉いと皆が思うチームを目指し、その上で勝負に拘り勝利したい。

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2005年3月14日
卒業パーティー

 先週の土曜日、6年生は星空子供会員としての最後の練習だった。練習は午前中のみだったが、6年生が5年生以下を相手にキャッチボールやプッシュの練習などを行った。なかには5年生の技術不足を見るに見かねて、マンツーマンで教える6年生がおり微笑ましく思った。この1年間で6年生は体も心も成長し、キックの攻走守のテクニックも断然上達した。中学校ではどんなクラブに入るのか楽しみである。(家庭科クラブやったらこけるな)
 
 来週に早速5年生以下の大会に参加するので、基礎練習が終わった後、各ポジションにつけてノックをした。守備についた子は一生懸命であるが、ボールを受けても何処に投げて良いのか判らないなどは増しな方で、受けるのがやっとの子供も居り、勝てないのでは、というより相手の攻撃が終わらないのではと危惧する。区子連以外の大会出場経験の無い4年生、3年生も参加できるので頑張って欲しい。今期は前期のように行かないが、1年後どれだけ成長するか楽しみにしようと思う。
 
 日曜日、5年生はこの日のために以前から色紙やプレゼントなどを用意し、土曜日の午後からも会場の飾りつけの準備をしたようだ。卒業パーティーは笑い、緊張、涙があり面白い。子供、保護者、指導者ほぼ全員がお礼や激励などなんらかの言葉を述べたが、低学年で「トイレ行ってもいい〜。」とか「ボールが顔に当たって、いたい〜」と言っている子が堂々とはっきりした声で6年生に対し挨拶したのには驚いたので誉めた。
 
 星空を卒業した6年生には良い思い出をたくさん貰った。良いプレーをして喜んでいる顔、試合に負けて泣いている顔、怒られて引きつった顔、いろんな顔を思い出す。みんな生意気やけど、ええ奴やった。今後どのように成長していくのか知りたいので、年に一度くらいはグラウンドに顔を出して欲しい。
Good luck to you!

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2005年3月8日
卒業記念大会

 久しぶりにショックを受けた。負けてはいけない試合で負けてしまった。采配に大きな間違いがあった。試合に勝ちに行くのでなく、負けない試合をすることを心がけていたが、今年に入って勝ちに行く試合を多くしていた。それが上手くいき快勝する事が多かった。勝ちにいった試合で勝つのは、当たり前で簡単であり精神的にも楽だ。逆に負けない試合は辛抱する事が多くしんどい。今回はその負けない試合をしなければいけなかったのに、勝ちに行ったのが敗因である。
 
 今期の選手は外向的な子供が多くいつもギャーギャーうるさく明るいが、あかんたれも多い。あかんたれは心配性である。試合になるとちゃんと蹴れるか受けられるか心配で、顔が強張り体が萎縮する。必要以上に緊張するのである。その緊張を如何に解きほぐすかが試合の勝ち負けを大きく左右する。外向的な子供は緊張さえほぐれれば集中力が高まり抜群の力を発揮してくれる。
 
 あかんたれチーム用の戦法は、試合序盤の攻撃時には出来るだけ個々の選手本人が気楽で確実な蹴りをさせ、中盤以降に緊張がほぐれた時に大胆な攻撃に移るかどうか判断することが重要である。昨年末にこの方法で力を充分発揮出来て優勝し、子供も自信が付いたので、今年はもっと自信を付けさせる為、序盤から不確実でも大胆な攻撃をし、成功する事が多かった。それでもう「あかんたれ」は無いやろと思った。
 
 卒業記念大会は最後の大会で応援団も多いし、立派な会場で試合させてもらえる。どうもそれが災いし、あかんたれ病が再発したようだ。それまで普通だった子供達が試合前の練習ノックの時、あれっというような動きで違和感があったが、さほど気にせず試合開始を迎えてしまった。今から考えればいつになく全員が緊張しボールが手に付かなかったようだ。それを気付いて戦法を変更していればと非常に悔やむ。力を出させてやれず子供達に申し訳ない事をした。

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